生物学的にいうと、
細胞は壊れては生まれて、
壊れては生まれてを繰り返しているらしいです。
これを動的平衡と呼ぶらしいです。
そして”壊れる”の比率が下がってくると
細胞が新しく生まれ変わらないので”老い”ていくらしいです。
福岡 伸一さんという生物学者の方と坂本龍一さんの対談で知りました。
本を読んでみようと思います。
そう考えると20年前の自分と今の自分は全く違う人なのかも知れない。
ここ最近、自分の好みの変化があまりないことに気がつきます。
服装も食べ物も音楽も。
自分の細胞も少しずつ壊れる速度が遅くなっているのかも知れないですね。
好みが変化するのは一時期困りものだなぁと感じることがありました。
特に音楽に関して。
めちゃくちゃかっこいい。すごい。
と感動して、そのアーティストみたいになりたいと思います。
そしてたくさん聞いたり、コピーをしたり、
苦労をして少しでも近づこうと頑張って、
そして数年経つと、
また他のアーティストの音楽がかっこいいとなります。
そしたらまた他のアーティストが出てきて、
そしたらまた、、
と、それの繰り返し。
どんどん変化してしまうのです。
でも最終的には”自分”にしかなれないと気がついたのですが。
そこで思ったことは、
興味が沸いた際に、
“その音楽”からどれだけ吸収できるかが大切ということ。
コードやリズム、メロディの作り、構成、
楽器の編成、歴史、などどれだけ細かく学んで吸収できるか。
これはどんなことにも言えると思います。
興味が湧いたときには
“チャンス”と思って”この感覚は今しかない”と思って
その対象に真剣に向き合うことが、
その後の自分への蓄積なるんだと思います。
そんな気がしています。
今夜も良い夜を。